グローバルリーダー講義

グローバルリーダー講義についてご案内します。

グローバルリーダー講義

 「グローバルリーダー講義」は、 GEfILの必修科目の1つである「GEfIL実践研究」と連続した授業科目で、「GEfIL実践研究」で想定されるいくつかのテーマ群を基にして組み立てられています。世界の第一線で活躍する企業家、国際的専門家等を招き、地球規模で生じる「現実」の問題に対してどのように行動してきたのかなどについて実際の話を聞き、英語での質疑を行います。
  
 このプロセスを通じて、GEfILの学生たちは、地球規模で生じる問題の解決の過程に多面的、実践的な視点から積極的に携わることができます。また、学部後期課程の段階において、自身の進路を見据えつつ、各人が目指すべきグローバル人材像を確立するための一助となることも狙いです。
過去のグローバルリーダー講義(2017年4月5月 第1期生向け)
過去のグローバルリーダー講義(2018年4月5月 第2期生向け)
過去のグローバルリーダー講義(2019年3月 第3期生向け)

2019年度GEfILグローバルリーダー講義(集中講義)2020.3.27 (金) - 2020.3.30 (月)
 

GEfIL第4期生向けのグローバルリーダー講義は、4日間のオンライン集中講義として実施されました。当初、東京大学山中寮にての合宿形式として予定されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により合宿は取り止めとなり、代替手段が取られました。

今年のテーマは「ダイバーシティとインクルージョンから生まれる価値の創造」でした。基調講演は、ダイムラーAG社の人材育成部門とグローバル・ダイバーシティ・オフィスの長を務めるウースラ・シュワルツェンバート氏が、ダイバーシティとインクルージョン(D&I)について、ビジネスの視点からお話しくださいました。講演後は、D&Iに関する社内での取り組みから、多国籍企業として各国各地でD&Iをどのように実行するかなど、学生から質問が相次ぎ、1時間の質疑応答の時間はあっという間に過ぎました。

2日目と3日目は、デザイン・シンキングの技法を学びました。SAPジャパン株式会社の原弘美様から丁寧なご指導を受けた後、学生たちはチームに分かれてさまざまなテーマに応用する演習を行いました。チームワークは、高齢者のための防災施策から政治参画まで、さまざまな角度からD&Iから生まれる価値の創造について議論しました。

学生12名に運営委員会に入ってもらい、彼らが主体となってチームのテーマ設定や議論の進行を担ってもらいました。学生たちの熱心な議論の成果は、最終日に各チームによる15分程度のプレゼンテーションで披露され、主幹メンターによる講評をいただくこともできました。
 

基調講演:ウースラ・シュワルツェンバート氏、
ダイムラーAG社

SAP(ジャパン)の原 弘美様による
デザイン・シンキングのワークショップの様子

GEfIL履修生 グループワークの様子
4日間、お疲れさまでした!