GLP-GEfIL

GLP-GEfILに関するお知らせです。

【重要】2020年GLP-GEfIL海外プログラムに関するガイドラインについて



2020 GEfIL
海外プログラムに関するガイドライン

                        GLP推進室長 藤原 帰一

                         発行:2020年3月18日
                                             2020年5月13日追記


GEfIL履修生の皆さんへ、

 

昨今の世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス )の広がりにより、2020年夏の海外プログラムに関して心配している方が多いことと思います。GLP-GEfILプログラムは履修生の安全と健康を第一に考え、以下のガイドラインを定めることとしました。皆さんは以下のガイドラインを熟読してください。

                                                                                                   

2020年のGEfIL海外プログラムに関してのガイドライン

新型コロナウイルスの世界的な流行により、海外プログラムの実施に関して、不透明な状況が続いています。この流れを受けて、GLP-GEfILでは、次のような対応を取ることにしました。これは、GEfIL海外プログラムのために渡航準備を行っていた学生が対象であり、この対応は2020年に限ったものです。

具体的な対応は次のとおりです。

GLP-GEfIL履修生が2020年夏の海外プログラムに参加することを望んでおり、相手国に入国制限やプログラムのキャンセルがない場合には、GEfILの奨学金の支給のもとに海外プログラムに参加することを許可します。

GLP-GEfIL履修生が2020年に海外プログラムに参加できなくなった、または参加したくない場合には、GLP-GEfILより海外プログラムの2単位を取得するための代替手段を提示します。(詳細は以下を参照のこと。)

 

2020年の夏に海外プログラムへの参加を希望する履修生の皆さんへ

1.    海外保険に関して: GLP推進室では、COVID-19による日本への出入国規制、もしくは日本からの渡航者に対する規制等が渡航中に発動され、旅程を中断し、早めに日本へ帰国せざるを得ない場合の費用(たとえば、航空券の日程変更や新規購入に関する費用、個人で予約した宿泊施設のキャンセルによる費用)をカバーする海外保険プランへの変更を決めました。今年の夏の海外プログラムに参加する学生には、このより包括的な海外旅行保険プランへの加入を義務とします。しかし、この新しい保険プランは返金不可能の授業料と大学寮の宿泊料をカバーしません。これら費用の払い戻しの可能性については、本文書をさらに読み進めてください。加えて、この新しい保険プランは、日本出発前のキャンセルにより生じた損害をカバーしません。日本出発前のキャンセルにより生じた損害をカバーする保険プランを希望する場合は、GEfIL履修生の加入義務のある保険プランに加えて、みなさん自身で加入してください。

2.    渡航先大学や機関のキャンセルや払い戻しに関する規約:現在の状況に鑑み、皆さんには渡航先の大学や機関で提示されている規約(Terms & Conditions)を確認するようにしてください。 特にキャンセルに関する規約はキャンセル料の発生する日や、払い戻しが可能な条件などが記載されているので、その詳細を確認してください。

3.    渡航先の大学や機関がプログラムを取りやめた場合: 各自、渡航先の大学や機関のウェブサイトやご自身のメールボックスを定期的に確認してください。この夏のプログラムに関してのキャンセル情報の掲載を確認するためです。

4.    出入国規制があった場合: 日本への出入国規制、もしくは日本からの渡航者に対して渡航先の行動制限措置等がないか、定期的に確認してください。以下の外務省のウェブサイトに出入国規制の情報が掲載されますので、参照してください。
https://www.anzen.mofa.go.jp/covid19/pdfhistory_world.html

例として、すでに南アフリカでは入国後の行動制限措置が取られています。今年の夏にケープタウン大学に行くことを考えている履修生はこの措置の継続や入国制限への変更も含めて確認してください。外務省が欧州地域への渡航に対して出している注意は、以下のウェブサイトを参照してください。

https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcareahazardinfo_16.html


英語での情報については、日本政府観光局
(JNTO)のウエブサイトや各国の関連 ウエブサイトを参照ください。https://www.japan.travel/en/news/coronavirus/

 

5.    留学生の皆さんの出入国制限やビザの制限: 日本を出国した後に、日本に再入国できるかどうか、ビザに関する変更があるかなど、出国前に必ず確認してください。

 

 

2020年の海外プログラムに参加できない、またはしないと決めた履修生の皆さんへ

1.    GLP-GEfIL海外プログラムの2単位を取得するための第一の選択肢は、東京大学が主催するinternational (summer) program に参加することです。例えば、IARU intensive summer course 一つにGLP-GEfIL推進室長の私がS2タームに開講している‘Japan in Today’s World’があり、この科目を受講すれば、GEfIL海外プログラムの2単位とみなすことができます。IARU intensive summer course は、S2タームに開講される科目がほかにもいくつかあり、UTASで履修登録して受講することができます。

2.    GLP-GEfIL海外プログラムの2単位を取得するための第二の選択肢は、CourseraEdXなどからMOOC(大規模公開オンライン講座, Massive Open Online Courseの略)のコースを受講することです。履修を希望するコースは皆さんが探し、事前にGLP推進室の承認が必要になります。承認されたら、MOOCのコースを受講し、修了証をGLP推進室に提出してください。

3.    GLP-GEfILプログラムの履修がもう一年残っている方(すなわち、現在実践研究PHASE1に所属しているかUSTEPで休学中の場合)2021年の間にGEfIL奨学金を得て2度のGLP-GEfIL海外プログラムに参加するという第三の選択肢があります。ただし、東京大学のAセメスターの試験期間にかぶらない冬期・春期海外プログラムの数は少ないことを認識しておいてください。よって、この場合には、2021年の夏に海外プログラムに二度出かけることになります。(なお、実践研究PHASE 2にフィールドワークがある場合はそれを海外プログラムの1回とカウントできます。)

4.    第四の選択肢は、もう少しあとの日程に実施される予定の海外プログラム、すなわち8月後半から9月にかけて行われる海外プログラムに変更することです。これは現状況では可能ではありますが、GLP-GEfIL推進室としては勧めません。もし変更したい場合には、まずGLP プログラム・ディレクターのリスクティン先生に詳細を連絡して承認をとってください。

以上のどのオプションを選ぶつもりかを、なるべく早くGLP推進室に知らせてください。

 

GLP-GEfILからの経済的支援に関して

現在の状況に鑑み、つぎの対象者が下記の条件を満たした場合には、GLP推進室より経済的支援をおこないます。 

対象者は以下のとおりです:

a)       GLP推進室で承認された海外プログラム*から受入許可を得ており、かつ

b)      渡航先大学に支払った申請料または授業料の払い戻しが不可能だった履修生や、

c)       航空券の購入、または宿泊費の入金を済ませており、キャンセルしても全額払い戻しが受けられなかった履修生

* GLP室で承されたプログラムとはLPSに渡航予定先として記載されているプログラムをさします。

 

条件:

以下の条件の1)と2)を両方とも満たしていること

1)    渡航先サマープログラムでの受入許可をもらったために、サマープログラムの費用を支払い済みであり、場合によってはそのうえ航空券も購入してしまったあとに、日本政府、または渡航先の国の出入国制限、および行動措置制限により、予定された海外プログラムへの参加ができない場合

2)    履修生は渡航先大学や機関より授業料または大学宿泊施設の宿泊費の全額払い戻しまたは一部払い戻しを受けるための最大限の努力をした場合。また、航空券や自分で予約した宿泊施設の全額払い戻しまたは一部払い戻しを得るために、直接交渉したり、あるいは加入義務のある大学の海外旅行保険プランを使った旅費補償が受けられなかった場合。

 

上記の条件を満たす場合には、GLP-GEfIL推進室より経済的支援を申請することができます。全額あるいは一部分の返金を受けるために努力したことの証明と、その対象金額がわかる領収書をすべてGLP推進室に提出してください。

なお、上記条件1)2)を満たし、該当履修生がすでに以下の費用を支払っている場合には速やかにキャンセル・返金の手続きを取ってください。

・留学先の大学や機関に支払った申請料、授業料、寮費

 ・航空券費用

 ・個人で予約した宿泊料

 

最後に

GLP-GEfILの履修生の皆さんには、このガイドラインを熟読の上、不明な点があればGLP推進室まで連絡ください。なお、ガイドラインは今後追記・変更することもありますので、今後のGLP推進室からの連絡をかならず確認してください。

なお、今回の措置に伴う奨学金およびその他の経済的支援に関する支給詳細はLPSを参照してください。(5月13日付にてLPSに掲載)

以上

(2020/03/18)