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GEfIL修了生(第2期履修生)の山口 空さんが令和5年度東京大学総長賞を受賞!

GEfIL修了生(第2期履修生)の大学院農学生命科学研究科 博士3年生、山口 空さん

が令和5年度東京大学総長賞を受賞されました。

 

今回の受賞選考区分は、学業の分野です。昨今、地球規模での気候変動がもたらす危機を食い止めるために、その原因の一つである化石資源の過剰な利用から生物資源(バイオマス)の利用への急速な移行が図られています。そこで期待されているのが、地球上で最も豊富に存在するバイオマスである木材の主成分「セルロース」をぶどう糖へと分解し、バイオものづくりに提供する技術です。山口さんは、きのこが木を分解するために生産する酵素「セルラーゼ」の耐熱化メカニズムや触媒メカニズムの一端を、生化学的および構造生物学的観点から明らかにしました。

 

GLP-GEfILプログラムにおいても、GEfIL海外プログラムではカナダのバンクーバーにあるブリティッシュ・コロンビア大学のサマープログラムを受講し、炭素の循環や持続可能な林業について学ばれました。また、GEfIL実践研究PHASE2では、福士謙介教授がメンターを務めるSustainabilityのチームに所属し、資源循環型社会の構築に向けて太平洋の島国パラオでフィールド調査を行い、ロードマップを提案しました。

 

そして、GEfIL修了後の修士・博士課程では、GEfIL ALUMNI GROUPの役員を3年間務め、ネットワークの運営に取り組まれました。

 

山口さんからは、「学部時代にGEfILで様々な学部やバックグラウンドの尊敬する先輩・同期・後輩たちに出会い、国際的・学際的な経験を積めたことは、自分の大きな糧になったと思います。お世話になった皆さま、ありがとうございました。」との声が届きました。

 

山口さんの総長賞受賞を心よりお祝い申し上げます。おめでとうございます!





 

(2024/03/28)